前回は、カレンダーの基本的な仕組みと課題・テストの期限管理をご紹介しました。第2回は「面談日程の管理」がテーマです。
教師が日程を決めてカレンダーに登録する方法と、受講者が自分で面談時間を選べるスケジューラープラグインを活用する方法の2つを解説します。
方法①:カレンダーにイベントを手動で追加する
教師がカレンダーに追加できるイベントは「コースイベント」と「グループイベント」の2種類です。
- コースイベント:コースの参加者全員のカレンダーに表示されます
- グループイベント:特定グループのメンバーのカレンダーにのみ表示されます
なお、特定の個人だけのカレンダーに教師がイベントを追加することはできません。個人向けの面談日程を伝えたい場合は、メッセージ機能などを併用しましょう。
グループを事前に作成しておけば、「Aグループの面談日」「Bグループの面談日」をそれぞれ別のグループイベントとして登録し、各グループのメンバーにだけ表示させることができます。
手順
- コースナビゲーションからカレンダーを開く(またはダッシュボードのカレンダーブロックを使用)
- 「新しいイベント」ボタンをクリック
- 以下の項目を設定して「保存」をクリック
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| イベントタイトル | 例:「Aグループ 面談」「5月の面談日程」 |
| 日付・時刻 | 面談の日時を設定 |
| イベントタイプ | コース全員に知らせる場合は「コース」、特定グループのみの場合は「グループ」を選択 |
| 期間 | 面談の所要時間を設定する場合は入力。不要なら「なし」でOK |
| 説明 | 面談の場所・参加方法(ZoomのURLなど)を入力しておくと便利 |
方法②:スケジューラープラグインで受講者に時間を選ばせる
受講者が自分の都合に合わせて面談時間を選べるようにしたい場合は、スケジューラープラグインの活用がおすすめです。
当サイトでは以前、このプラグインについて詳しく解説しています。
スケジューラープラグインの主な特長は次のとおりです。
- 教師が空き時間(スロット)を設定し、受講者が都合のいい時間を自分で予約できる
- 繰り返しスロットを使って定期面談も簡単に設定できる
- 面談後に内容・評価・フィードバックを記録できる
- 予約前日に自動リマインダーが送られる(無断欠席の防止に有効)
スケジューラープラグインで予約された面談は、受講者のカレンダーにも自動的に表示されます。
どちらを使うべき? 比較表
教師目線
| カレンダー手動追加 | スケジューラープラグイン | |
|---|---|---|
| 設定の手軽さ | ◎ すぐに使える | △ 初期設定が必要 |
| コース全員に知らせる | ◎ コースイベントで可能 | ◎ 自動表示される |
| グループ別に知らせる | ◎ グループイベントで可能 | ◎ グループ対応あり |
| 特定の個人に知らせる | ✕ 不可(メッセージ機能を利用) | ✕ 不可 |
| 受講者に時間を選ばせる | ✕ できない | ◎ 自分で予約できる |
| 面談記録・評価 | ✕ なし | ◎ 記録・評価できる |
学生目線
| できること | |
|---|---|
| 課題・テストの期限を確認する | ◎ カレンダー・タイムラインに自動表示される |
| 個人的なメモや予定を追加する | ◎ ユーザーイベントとして自分だけに見える形で追加できる |
| グループの集まりの日をメンバーと共有する | ✕ カレンダーでは不可(フォーラムやメッセージ機能を利用) |
おまけ:MoodleカレンダーをGoogleカレンダーと同期する
MoodleカレンダーはiCal形式でエクスポートでき、GoogleカレンダーやAppleカレンダーなどと同期させることができます。面談日はもちろん、課題の提出期限なども含めてスマートフォンで確認できるようになるため、受講者に案内すると便利です。
同期の手順(受講者向け案内用)
- Moodleのカレンダーページを開く
- 画面下部にある「カレンダーをエクスポート」ボタンをクリック
- エクスポートする対象(全コース / 特定コース)と期間を選択
- 「カレンダーのURLを取得」ボタンをクリックし、URLをコピー
- Googleカレンダーの「他のカレンダー」→「URLで追加」からURLを貼り付ける
注意:このURLには認証情報が含まれるため、他の人に共有しないよう受講者に伝えましょう。
まとめ
面談日程のカレンダー管理には、「教師が決めて登録する」シンプルな手動追加と、「受講者が自分で予約する」スケジューラープラグインの2つのアプローチがあります。面談の目的や運用スタイルに合わせて使い分けてみてください。
カレンダー機能をうまく活用することで、日程の伝え漏れや受講者の見逃しを防ぎ、スムーズな学習支援につながります。
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