社員様や学生に対して面談を行うことはとても重要、というこについては異論はないでしょう。しかし、スケジュール調整って、正直とってもめんどくさいですよね。
そんな悩みを解決してくれるのが、Moodleのスケジューラープラグインです。
このプラグインを使えば、教師側は自分の空き時間を簡単に公開でき、受講者はMoodle上で都合のいい時間を選んで予約できます。面談後には内容や成果を記録する機能もあるので、継続的な学習支援にバッチリ役立ちます。
スケジューラープラグインの特徴
スケジューラープラグインの魅力は、何といってもその使いやすさと柔軟性にあります。
柔軟な時間枠設定:教師側は自分の予定に合わせて面談時間を設定できます。例えば、「毎週月曜の午後」とか「隔週の特定時間」などをまとめて設定できます。
グループ対応機能:一つの時間枠に複数の受講者を入れられるので、まとめて面談することもできます。
面談結果の記録:面談結果を記録できるので、「先日何を話したっけ?」ということがなくなり、次回の面談がより効果的になります。
受講者側にとっても、簡単な予約管理機能は大きなメリットです。自分の予定に合わせて面談時間を選べるし、変更も簡単。予約状況はいつでも確認できるから、「あれ?いつだったっけ?」という心配もなくなります。
教師側向け使い方ガイド
スケジューラープラグインを使いこなすコツを教師向けに紹介します!
設定方法
まずはコース画面で「スケジューラー」活動を追加します。他の活動と同じように、編集モードで「活動またはリソースを追加」から選べます。
オプションでは、面接の回数や、グループでの予約、ガード時間(変更ができなくなる時間)、通知、ノートの設定ができます。

予約フォームを利用すればより細かい設定ができます。事前にファイルをアップしてもらうなども可能です。
スロットの設定
次に「スロットの追加」ボタンをクリックして面談枠を作ります。ここでのポイントは、学生が参加しやすい時間帯を選ぶこと。昼休みや放課後などを選ぶと予約率アップにつながります!

日時、所要時間、対応可能な学生数は面談の目的に合わせて調整します。ちょっとした質問なら15分、詳しい相談なら30分以上など、内容に応じた設定がベストです。
繰り返しパターンの設定を使えば、定期的な面談もラクラク!「繰り返しスロットを追加する」を選択すれば、毎週同じ曜日・時間や、隔週での設定が一度の操作でできます。これで管理の手間がぐっと減りますよ。
面談の実施と記録
面談当日は、スケジューラー画面で予約枠を選べば、誰が予約しているか確認できます。面談後は、その内容をしっかり記録しておきましょう。
「面談結果」タブでは、学生の理解度や進捗状況、改善点などを記録できます。「Aさんは〇〇の概念がまだ理解できていないから、次回までに△△の資料を準備しよう」といった具体的なメモがあると、次回の面談がスムーズに進みますよ。
評価機能を使えば、面談内容に基づいた数値評価もできます。面談自体が評価対象のコースや、継続的な成長を見たい場合に便利です。
コメント欄には、学生へのフィードバックや次回までの指示をメモしておきましょう。「次回までに△△の課題を進めておいてね」など、具体的な指示があると学生も次の行動が明確になります。
学生向け使い方ガイド
スケジューラーを使って、スムーズに先生との面談を予約する方法を紹介します!
面談予約の方法
面談予約は本当に簡単です!まずコース内のスケジューラー活動(「予約システム」や「面談予約」など)をクリックします。
画面上部の「面談相手は」のプルダウンから「自分自身」を選びましょう。グループ活動の場合は先生の指示に従ってくださいね。

次に表示される時間枠から、自分の予定に合う時間を選びます。希望する時間が見つかったら「スロットの予約」をクリック。
最後に「保存」ボタンを押せば予約完了です!
予約の確認・変更
予約後、自分の予約状況を確認したいときは、再度スケジューラー活動にアクセスしてください。「予約状況」に自分の名前が表示されているはずです。
予定が変わって予約を変更したいときは、できるだけ早めに対応してくださいね。先生が他の学生のために時間を確保できるよう、早めの変更が親切です。
変更するには「予約をキャンセル」ボタンをクリック。これで現在の予約が解除されるので、新たに別の時間を選び直します。

もし良い時間が見つからないときは、先生に直接相談してみるのもアリです。多くの先生は学生のサポートのために柔軟に対応してくれますよ。
活用事例
実際の教育現場でスケジューラープラグインがどう使われているか、いくつか紹介します!
学生面談の効率化
A大学教育学部では、学期ごとの学生面談が義務付けられていました。以前はメールや紙の予約表で調整していましたが、時間もかかるし予約忘れや重複予約などのトラブルも多発。
Moodleスケジューラー導入後は、面談予約の管理工数が約70%も減少!教員からは「事務作業が減って、面談準備に集中できるようになった」、学生からも「24時間いつでも予約できるから便利」と大好評でした。
特に効果的だったのは自動リマインダー機能。面談前日に通知が送られるので、学生の無断欠席がグッと減って、面談実施率が92%まで上昇したそうです。
オンライン授業でのサポート
B専門学校では、コロナ禍でのオンライン授業移行で、学生と教師のコミュニケーション不足が課題に。対面なら授業前後に質問できたのに、オンラインだとそのチャンスがなくなっていたんです。
そこで週に数回の「オンラインオフィスアワー」を設定し、スケジューラーで予約管理を始めました。学生は事前に質問内容を書いて予約できるので、教師も準備バッチリで臨めます。
この取り組みで「質問したいけど機会がない」という悩みが解消され、学習意欲アップにつながりました。教師も「学生の理解度がつかみやすくなった」と大満足!
まとめ
Moodleスケジューラープラグインは、面談予約のめんどくさい調整作業から教師と学生を解放してくれる素晴らしいツールです!
このプラグインの最大の魅力は、双方の時間を尊重しながら、効果的なコミュニケーションを促進する点。教師は予約管理の手間が減って本来の教育活動に集中でき、学生は自分の予定に合わせて簡単に面談予約ができるから、Win-Winの関係が築けます。
特に今のようなオンラインと対面が混ざった学習環境では、計画的な個別面談が学生の理解度確認やモチベーション維持に大きく貢献します。
ぜひあなたの教育現場でも、スケジューラープラグインを活用してみてください。単なる予約管理ツールではなく、教育の質を高め、学生と教師の絆を深めるツールとして、きっと役立つはずです!